飼い主の心構え 「鳥の飼い主への十戒」―鳥の視点より―
Ⅰ
私は10年かそれ以上生きるでしょう
飼い主と別れるのは大変辛いのです
お家に連れて帰る前にその事を思い出して下さい
Ⅱ
あなたが私に望んでいることを理解する時間をください
Ⅲ
私を信じてください
それが私の幸せにとって重要なのです
Ⅳ
長い間私に対して怒らないでください
罰として閉じ込めたりしないでください
あなたには仕事と娯楽があり友達もいます
私にはあなたしかいないのです
Ⅴ
私に時々話しかけてください
あなたの言葉が理解できなくても
話しかけてくれればあなたの声はわかります
Ⅵ
あなたがどのように私を扱っても
私はそれを忘れません
Ⅶ
私を叩く前に
私にはくちばしがあってあなたの手の骨を
たやすく噛み砕いてしまうこともできるということを
思い出してください
でも私は噛みません
Ⅷ
私を協力的でない、ガンコ、だらしないと叱る前に
そうさせる原因があるかどうか考えてみてください
たぶん適切な食べ物をもらっていないか
ケージにいる時間が長すぎるのです
Ⅸ
私が年老いても世話をしてください
あなたも年をとるのですから
Ⅹ
私が最後に旅立つとき、一緒にいてください
『見ていられない』とか
『自分のいないときであってほしい』なんて言わないで
あなたがそこにいてくれれば、どんなことも平気です
あなたを愛しているのだから

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