ヒナの育て方・生後1日~・・・生まれたて
ヒナの育て方・生後15日~・・・体がトゲトゲの時期
ヒナの育て方・生後21日~・・・ペットショップで見かける位のヒナ
ヒナの育て方・生後29日~・・・羽が生えそろっている
ヒナの育て方・生後37日~・・・自分でエサを食べられる
産まれたヒナは、お腹に栄養を持っていて、一日目は何も食べずに過ごします。
目の開かない生後10日目までは、親鳥に育てさせましょう。
静かで落ち着いた環境におく
温度は30℃くらい
湿度は80%~90%
フゴにキッチンペーパーを敷いてヒナを入れる
エサと睡眠だけで日々を過ごす
エサは2時間おき、一日7回くらい
パウダーフードをお湯で溶いて専用の給餌器で与える
そろそろ目が開いてしまうので、巣の中のヒナを取り出しましょう。
鳥のヒナが、始めて見た存在を親だと思い込むという話は有名です。
巣の中にヒナを中途半端に残すと、親鳥が巣の中の異変に気が付き育児放棄をしてしまう事があるので、ヒナは全て取り出して下さい。
「子供を盗るなんて、かわいそう・・・・・・」と思うかもしれませんが、親鳥は肩の荷が下りたようにケロリとしている事が多いのだとか。
さて、取り出したヒナですが、まだ小さく弱いため、長い時間外に出すのは負担になります。静かで安全な場所を選び、フゴの中にキッチンペーパーをフワフワに敷いてその中に入れてあげて下さい。ティッシュやほぐした細かい紙でもいいです。汚れたらすばやく取り替えてあげましょう。
そして保温・保湿のため、フゴの下にヒーターをおき、フゴの近くに濡れタオルを置きます。湿度は80%~90%、温度は30℃、布かプチプチシートで全体を覆って均一に保ちましょう。温度管理のために、温度・湿度計も近くに置いておきます。
》ヒナの飼育に必要なものを探す
エサはまだ小さいので固形物は避け、朝7時から2時間おきくらいにパウダーフードをお湯で溶いて専用の給餌器で与えて下さい。エサは基本2時間おきですが、そのうの中のエサが無くなってから次の給餌をしないと、消化不良をおこすことがあるようなので、必要に応じて時間はずらして下さい。
エサをねだって大きく開けた口に差し込むように与えて下さい。そのうが爆発したりはしないので、ほしがるだけ与えてかまいません。
エサやりが終わったら、再び暗く静かにして寝かせてあげましょう。
![]() パウダーフード 専用給餌器 |
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![]() パウダーフード |
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だいたい一日7回、夜19:00にはエサやりを終えるようにし、エサの食いつきが悪いときだけ夜21:00にもエサやりをするようにしましょう。この時期は、エサと睡眠だけで日々を過ごすので、フゴから出して遊ぶことの無いようにしましょう。
ヒナは大人になるまで巣から出ないものです。
睡眠 |
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だんだん体がトゲトゲしてきます。
そろそろパウダーフード専用給餌器から給餌スポイトに切り替えましょう。
エサはティースプーン一杯のあわ玉に、全体の2割くらいパウダーフードを混ぜ、お湯をエサの2倍くらい入れて下さい。これを40℃くらいに冷ましたものを与えます。
古いものやふやけ過ぎた物はダメなので、毎回給餌前に作りましょう。2、3時間おきに、一日6回程度与えます。ほしがるだけ与えてかまいません。
![]() パウダーフード |
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![]() 給餌スポイト |
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![]() あわ玉 |
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そろそろ羽も生えそろってきます。動きも活発になり、音や振動を怖がってエサを食べなくなったりします。
ペットショップで見かけるヒナは大体このぐらいでしょう。
保温・保湿と、落ち着いた環境が大切です。
お迎えしたばかりのヒナはまず寝かせてあげて下さい。
28℃~30℃に保ち、湿度は80%~90%。
さし餌は6回と、生後15日ごろと変わりませんが、パウダーフードを与えるのをやめ、ビタミン補給のために小松菜をすりつぶしたものと、カルシウム補給のために卵の殻の粉末をエサに混ぜて与えて下さい。
この時に青菜の味を覚えると、成鳥になっても抵抗無く青菜を食べやすくなります。
小松菜→よく洗って茹で、形がなくなるまですり潰してエサに混ぜてください。
卵の殻→よく洗って内側の薄皮をはがし、乾燥させて粉末にして混ぜて下さい。
![]() 給餌スポイト |
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![]() あわ玉 |
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☆小松菜☆ |
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![]() 卵の殻 |
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全身羽に覆われているでしょう。学習期の始まりです。
エサは1日4回程度でよくなり、ヒナはエサを食べる練習を始めます。スポイトについたあわ玉をついばむようになったら、人に慣れるよう手のひらに載せてさし餌をしつつ、足元に乾いたあわ玉をころがしてエサの練習を手伝ってあげて下さい。
少しの間(30分程度)ならフゴの外でも大丈夫なので、ヒナが冷えないように部屋を暖かくして、日光浴や水浴びにもチャレンジしてみてください。
フゴの温度管理は25℃~28℃。羽をふくらませていないか見ながら、暖かく保ってあげましょう。だんだんエサを自分で食べるようになるので、徐々にさし餌から固形フードに切り替えていって下さい。
睡眠とか色々 |
睡眠とか色々 |
睡眠とか色々 |
睡眠とか色々 |
ひとりでエサを食べられるようになったら、結構元気一杯なので、ケージで過ごす訓練を始めて下さい。多少飛んだりはねたり、動き回ってももう大丈夫です。
ひよこ電球でケージ内の温度を20℃~25℃くらいに保ち、ケージの中は
「成鳥向けのレイアウト」
にしておきます。
昼間はケージ、夜はフゴ、とするとヒナも安眠できるでしょう。
50日くらいから換羽が始まり、約2ヶ月で成鳥となるでしょう。
そうなったらもう大人です。ヒナの飼育、お疲れ様でした。