人や他の動物は平気でも、文鳥さんには「毒」、なんて食べ物はたくさんあります。
基本的に「食べても良い」と言われている物以外は、欲しがっても与えないようにしましょう。生後一年間ほど、人間の食べ物を見せないようにすれば、その後人間が食べていても興味を示さなくなるようです。
青菜を与えるときも、農薬が残らないよう、よく洗ってあげてください。
自分で栽培するのもいいでしょう。
【重金属中毒】
鉛などの重金属摂取
【人の食べ物による疾患】
チョコレート
アボガド
アルコール
【有毒な植物による中毒】
アサガオ
ポトス
ユリなどによる
※カンジダも人の食べ物が原因の病気ですが、こちらは<菌が原因>の方にまとめました。よろしければご一読下さい。
餌をためる首もとの「そのう」に炎症が起きる病気。
原因は細菌やトリコモナスなどの感染症、または人間の食べ物を食べたり、間違った差し餌により発症します。また、ヒナの場合、ふごから出しすぎて体調を崩してしまうことが原因かも。
発症したら、温度は30℃程度・湿度は60%以上に保ち、病院へ行きましょう。
非常に気がつきにくい病気です。
重症化するまで文鳥本人も気がつかない事があるとか。
原因は細菌感染や農薬の多い青菜の摂取。人間の食べ物を食べている場合にもおきます。カロリーの高い餌を与えるとなりやすいとか。
定期的にお腹をみて、肝臓が大きくなっていないか確認しましょう。
お腹の羽をめくって(ティッシュに水をつけて濡らすと簡単にめくれます)お腹の色を見ます。 あばら骨から1~2mmくらい「黒っぽいカゲ」みたいなのが見えたら、それは正常。 それ以上に黒い色が見れる場合は、肝臓が肥大しています。
気がついたらすぐに病院へ。数時間しか命が持たないこともあります。
体質、もしくは食べすぎが原因です。
運動不足も原因の一つですが、だからと言って室内での放鳥時間を増やしても、さらに食欲が増すだけで逆効果です。
文鳥のお腹を、お尻の方からふーっと息を吹きかけてみてください。地肌が見えるはずです。ピンク色ならセーフ。黄色ならアウト、黄色は脂肪の色なので、りっぱな肥満です。そのまま放置すれば、内臓を悪くするでしょう。エサを減らし、ダイエットしなければなりません。
ただし、鳥は個体差が大きいので、本当に肥満かどうか、一度病院の指示を仰いでからダイエットを始めて下さい。どのくらいエサを減らせばいいかのアドバイスを受けることが出来ますし、万一他の病気だった場合も対処できます。
この手の病気は、ビタミン、ミネラルの不足、または飼育環境、ストレスが主な原因のようです。対策としては、ビタミン、ミネラルの補給、保温・保湿が有効でしょう。
しかし、逆に栄養の与えすぎによっても、様々な病気が引き起こされます。
過ぎたるは及ばざるが如し。何事も適切・適量が一番です。「どれぐらい与えればいいのか?」という基準がないので、難しい話ではありますが……。
健康な文鳥に栄養を与える場合は、換羽期や発情期を除き、水に混ぜたり、餌にかけたりせず、食べるか食べないか、文鳥が選べるようにしてあげたほうが良いように思います。何があっても後悔しないように、愛情だけはたっぷり与えましょう。
栄養が足りていません。
ビタミン・ミネラルは不足していませんか?
バランスの良い食事を与えてください。
ヨード不足によるものです。
甲状腺機能低下や老化などで新陳代謝が悪くなっていると起こります。
ビタミン・ミネラルが不足しないよう気をつけてください。ただし、豆苗を毎日与えるのは控えた方がいいようです。与えるなら春菊やサラダ菜、リーフレタス、大葉が良いとか。ボレー粉が食べやすいよう、砕いて与えるのも良いでしょう。
老化にともなう自然な事なので、ひどくない場合は医者にかかる必要はないようです。
ヨード補給に 》ヨウ素酵母 を探す!
ビタミン補給に》ネクトンS を探す!
ミネラル補給に》ネクトンMSA を探す!
文鳥さんがよくかかる病気で、昏睡状態にもなる危険な病気です。
主な原因はヨード不足。ヨウ素酵母を5日に一回くらい、有るか無いかくらい少量与えると良いそうです。
治療中は、栄養のバランスに気をつけ、保温・保湿をして安静にさせましょう。怖い病気なので、「甲状腺機能低下症かな?」と思ったら、医師にかかることをオススメします。
抵抗力が落ちているので、とりあえず29℃前後に保温・保湿。
ビタミンAを取らせるようにし、気温差の激しい場所で飼育するのを避けましょう。ネクトンSを与えるのも有効です。ストレスも原因のひとつだとか。
ひどくなると慢性化するので、医師にかかることをオススメします。
差し餌から大人の餌に変わる時期に多い病気です。
粟玉のみを与えている、古い餌を与えている、寒い、何かの病気にかかっているなど、うまく栄養を吸収できない、栄養が足りない場合に起こります。
バランスの良い餌と、保温・保湿が良いでしょう。
先天性の場合もあります。栄養性脚弱症になったからといって、飼い主の責任とは言い切れません。とにかく栄養に気を配ってあげてください。
文鳥さんは体温が高いので、菌類にやられることは少ないそうです。
普段から清潔に気を使い、特にフンには注意して下さい。
文鳥さんとの接触も、キスなどはせず、節度を保つことが大切です。
人間も死にいたるので、オウム病についてはぜひ一読ください。
人にもうつる病気です。
病気にかかった文鳥の、乾燥したフンの粉を吸い込む事によって人に感染します。キスもだめです。人は肺炎、気管支炎、中外耳炎など呼吸関係に症状が現れ、最悪死に至ることもあります。
とは言え、文鳥さんがこの病気になることは少ないようです。
この病気が疑われたらすぐに文鳥を病院に連れて行き、カゴの消毒をしましょう。そしてご自分や家族の体調に変化は無いか注意してください。普段から清潔を心がけることが予防に役立つでしょう。
「文鳥特有糸状菌」と言うカビが原因です。
水浴びをあまりしない、カゴが汚い、何かの理由で羽繕いが満足にできない、などが理由で発症するので、清潔を心がけましょう。
文鳥さんがかきむしるので、余裕があれば爪を切ってあげたほうが良いようです。見た目で分かりやすい病気なので、発症したら病院に連れて行ってあげてください。
カンジダは空気中や人間、文鳥の体内にもともと居るカビ菌の一種です。
普段は悪さをしないのですが、文鳥の免疫力が低下した時に、「そのう」の中でカンジタ菌が「この時を待っていた!」とばかりに悪さをするのです。
原因はストレスや病気によって免疫力が落ちたこと。また、エサ入れや水入れが清潔でなかったり、人間の食べ物を与えたりする事も原因となります。
事前に菌の有無を病院で調べることができますので、一度検査しておくのも手でしょう。
糞が黒くなる理由のひとつとして、『内蔵』の出血があげられます。
つまり変質した血の色です。 原因としては、
1、ウィルス、細菌が原因での内蔵出血
2、肝臓の出血、血液凝固作用の低下
いずれにせよ文鳥さんの『糞』が黒い場合は、「鳥をきちんと見れる」病院で見てもらうことをオススメします。
清潔にしていれば、あまりお目にかかることはないです。
発症したらとりあえず掃除・消毒。文鳥さんは病院へ。鳥から鳥へうつる事が多いので、文鳥さんをお迎えした時、病院で検査してもらうといいでしょう。
重症化してから分かることが多いです。
若鳥やヒナに多く、感染した親鳥からの給餌や、感染した鳥と給餌スポイトを共有する事、または感染した鳥のフンが口に入る事で感染します。
発症したらケージ内、器具を熱湯消毒。多頭飼いしている場合は即隔離してください。
予防策としては、鳥さんを迎えた時に健康診断を受けさせるようにし、結果が出るまでは他の鳥と同居させないで下さい。
感染している鳥のフンから口を通じて感染。
文鳥の体力が落ちているときを狙って発症します。
一匹発症すれば他の鳥も感染の可能性があります。すぐに隔離し、ケージ、器具の熱湯消毒して下さい。予防法としては、下痢をしているヒナや元気の無いヒナがいる所の鳥さんはお迎えしない事です。
クワモに寄生されています。
不衛生が原因で、梅雨の時期が特に危険です。
めったに寄生されることはありませんが、発症したら病院に連れて行き、カゴや器具、止まり木の洗浄・熱湯消毒でクワモを退治しましょう。日ごろの清潔が一番の予防です。
卵を産み付けられるので、見た目で分かりやすいです。
病院へGO!
フィンチには多いです。
ダニが呼吸器官に寄生しています。病院へGO!
他の鳥から感染し、他の病気を引き起こしたり悪化させたりします。
見た目で分かりやすい病気です。病院へGO!
文鳥には多く、急激なストレスが発症の原因です。
驚かせたり、ストレスを与えないようにしましょう。
目が見えなくなる病気です。
薬によって進行を遅らせる事ができます。
白内障になったら、止まり木の位置を少し下げるなど、怪我しないよう気を配ってあげて下さい。餌の位置などはいつもどおりにしておきましょう。日頃から栄養のバランスに気をつけ、ビタミン不足にならないようにしてあげましょう。
文鳥さんのまぶたは数回こすっただけで腫れてしまいます。
小鳥は甲状腺に腫瘍が出来ることが多いようです。
見つかった場合、病院にいって診てもらいましょう。
発作がおきたら刺激を与えないようにし、落ち着くまで静かに待ちましょう。
水を飲ませるのはNG。ショックが収まれば元気になると思いますが、一度でも発作を起こしたら病院で診てもらった方がいいと思います。
適度な運動も発作を抑えるそうです。
2、白内障
目が白くにごる
老化とともに発症しやすくなり、今の医学では治す事は出来ません。片目に発症すると少し時間をおいて、もう片方にも発症するケースが多いようです。
また、老化ではなく内臓疾患からくる初期の白内障では、治療によっては症状の改善がみられる場合もあります。
ビタミン補給に》ネクトンS を探す!
3、結膜炎
目の周囲が腫れる
なみだ目
目をこすり付けたり爪で掻いたりしている
まぶたが赤くなる
片目だけよく閉じる
目の異常は、目に傷がついたり、細菌や寄生虫にやられるたりが原因のことが多いです。
目の粘膜を強くするビタミンA(青菜)を普段から与えたり、飼育環境の中に目を傷つけるものを遠ざけると良いでしょう。
結膜炎になったら病院でお薬をもらって下さい。
4、腫瘍
羽毛の下に不自然なふくらみが見える
体重が減る
翼を使いにくそうにしている
一部の羽の色が濃くなる
まとめて大きな糞をする
お腹、首周り、羽の付け根。様々な場所にでき、原因が分からないものもあります。羽毛があるため発見が遅れ、見つかったときには重症、なんてことも。
2件3件行くと、病院によって違う治療法を提示されることがあります。切除、投薬……あなたが後悔しない方を選んでください。
腫瘍が出来ても完治して元気になる文鳥さんはいます。