卵づまり

産卵する仕草を見せるが生まないまま羽毛を膨らませてじっとしている
肛門付近が触ると膨らんでいる
便秘
餌を食べず水だけを飲むようになる

卵が生めずに体に残ったままになっています。
若鳥や老鳥による出産や、栄養不足、落ち着けない環境、寒さなどが原因でおこります。 なので栄養不足、特にカルシウム不足に気をつけ、繁殖目的以外での産卵はさせない事が大切です。

(安全に生んでもらうために)

壷巣で産卵させましょう
踏ん張れますし、ストレスの軽減にもつながります。

栄養、特にカルシウムに気をつけましょう
カルシウム補給には産卵の時期だけネクトンMSAを使う方もいるとか。
ネクトンMSAを探す

温度に気をつけましょう
冬に繁殖を始めますが、寒くて卵を生めない、という状況があるようです。

産卵中はできるだけストレスを与えない
様子が気になるのは分かりますが、頻繁に巣をのぞくのは非常によくないです。
掃除も最低限に。出産に集中させてあげましょう。

(卵詰まりを起こしてしまったら)

1.30度~33度くらいに保温、保湿をしてそっとしておく。
時間はかかりますが、がんばって生んでくれることもあります。

2.1で変化が無ければ、鳥に詳しい病院に連れて行く。
適当な病院は、悲劇の原因になるかもしれません。

卵を生ませない

メスの死亡原因として、その名を轟かせる卵詰まり。
繁殖以外の場では、そもそも生まなければ詰まりません。

基本的な7つのポイント

1.夜寝る時間を長くしない
11~12時間以上、暗い時間が続くと、文鳥は発情しがち。
発情の抑制の効果が高い方法です。

2.発情相手との接触を減らす
オスがいるならオスと引き離し、鳴き声も極力聞かせないようにしましょう。一羽飼いなら放鳥時間を減らし、体を包んだり背中をなでるのも避けましょう。
かなり効果の高い方法です。

3.狭いところに行かせない
服の袖、カーテンの中、棚の隙間など。
巣のような場所は発情を促します。

4.ツボ巣・箱巣など、巣があれば取り除く
卵を産む気にさせない。ただし、ツボ巣を入れなくても、産んでしまう事があります。ツボ巣があると卵を抱えたときに安産することが多いので、取り除くか取り除かないかの判断は難しいところではあります。

5.鏡・おもちゃを入れない
おもちゃ相手に発情、なんてことも。

6.カゴの置き場所や、カゴの中のレイアウトを変えてみる
多少落ち着かない場所に置くと、発情が治まることもあります。

7.カロリーの高いエサを与えない
カスタムラックス、ナチュラルラックス、文鳥専科、マニア文鳥などは、カロリーが高めなので、秋冬はできるだけ避けます。他に麻の実、ヒマワリの種、エゴマ、ニガシード、アワ玉、エッグフード、栄養剤やサプリメントの類もカロリー高め。

カロリーが高いと噂のカナリーシードは、実はそんなにカロリー高くないので、配合エサに含まれている程度なら、気にしなくて良いでしょう。

(最終手段)

発情を抑制しても危険な産卵をしてしまう、困った文鳥さんに送る最終手段。

ズバリ、冬を感じさせない。

夜時間を短めにして、室温を約25度以上に保つ。すると換羽が始まる可能性がありますが、発情・産卵はほとんどゼロになるそうです。それもペットヒーターで保温するのではなく、部屋全体の温度を上げたほうが良いのだとか。

しかし、文鳥さんのホルモンバランスを崩したり、寒さに極端に弱くなってしまったり、余計な換羽で疲れてしまったりと、体によくありません。あくまで出産によって命が脅かされる場合の、最終手段と考えてください。

また、もし無精卵を産んでしまっても、卵は取り上げないで下さい。文鳥が温めるのを止めるまで、放置しておくこと。その間は卵を産むのが止まって、身体が休まります。
小鳥は卵の数がそろってから温めるので、卵を取り上げてしまうとその分を補おうと延々と産み続けるそうです。恐ろしいですね。

さいごに

どうやっても生んでしまう文鳥さんもいるでしょう。その場合はもう、生ませないようにするのは止めて、できるだけ安全に生めるように手助けしてあげてください。

我が家の文鳥もメスです。
少しでも長く一緒にいられるよう、努力していきたいです。

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