飼い主が遊んでくれない

飼い主来ないじゃん。
ぜんっぜん来ない。
毎日オヤツ持ってさぁ、放鳥してたじゃん。
この時間。
なんで来んの。
なんで?なんで来んの。

あれかー。え?昨日のあれか?
このエサさあ、毎回同じで食べ飽きたんだよねー
って飼い主がくれたオヤツ食べなかったから?
いやだってあれはホントじゃん。
毎日うまい棒食ってみろよ。
絶対飽きるから。

あの、飼い主がよく食ってるポテチとか、
正直すごいおいしそうじゃん?
知らんからね、太っても。
でさあ、そのポテチとか、色々なオヤツをさぁ、
「あーうまい。マジうまいわー」
とか言ってこれみよがしに食べるでしょ。
なんだ。自慢か。食えないけどね?
俺食えないけどね。体壊すから。
でもめちゃくちゃ羨ましいんだよ。
でもカナリアシードは超うまいけどね。
あれ何?飽きない。

あれか。あれきつく怒ったからか。
飼い主さあ、勝手にスマホとかいじるじゃん。
あれ無礼だかんね。
放鳥中に、俺と遊ぶ時間に、スマホとか触っちゃダメだろ。
で、昨日ちょっときつく注意したんだよね。
そしたら、はいはい分かった分かった、
みたいな態度とったじゃないですか。
あれホントなんだろ、がっかりしたわ。がっかりした。
ティッシュ千切るのあんまり意味ないことに
気づいた時くらいがっかりした。
別にすごいこと望んでないじゃん。
こっちを見てよ、放鳥中くらい。

いや。あれか。あの事件か。
なんだろ、さんざん俺の頭なでて
「ふーつかれたー」とか言って俺を肩に乗せたじゃん。
あれほんとやめてほしい。
目の前に首があるじゃん。噛むよ。健全な文鳥は噛むよ。
「あっ……痛い!」って飼い主は言う。
まあそれは仕方ないんだけど、
「悪い子!」みたいなこと言って叱るじゃん。
平気で。悪びれずに。
こっちの身にもなって欲しい。
あれ愛情表現だから。文鳥同士なら普通のことだかんね。
好きだからさぁ、仕方ないじゃん、愛情表現したいよ。
だから、カッとなって「俺は噛むのをやめない!」って反抗したのね。
つい反抗しちゃったのね。
そしたら、なんか完全武装し始めたじゃん。
首にマフラーとか、軍手とか。
でも、それについて何も言わなかったじゃん。
言わなかったじゃない。
やっぱり素手で撫でて欲しいからさ、
反省して噛むのやめようと思ってるんだよ。

なんだよ。どういうことだよ。
結構飼い主のために尽くしてる感はあるよ。来いよ。
俺、実際問題飼い主のこと嫌いじゃないの。
すげえ理不尽だけど、なんか憎めないわけ。
あとカナリアシード?あれ何?
超うまいんですけど。


来ない。


―完―
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ファミレスと文鳥

友達二人とファミレスに行った。
かなり混んでいたから、友人に名前を書いてもらって、皆で待っていた。
しばらく待っていると、

「三名様でお待ちの、さ、桜文鳥様~」

って呼ばれたので、友人に

「こういうイタズラする奴、必ずいるよな」

って言ったら、友達がいきなり

「さぁ!行きますよ!白文鳥さん、シナモン文鳥さん!」

って立ち上がった。

―完―
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酔っ払い

夜、家に帰る途中、酔っ払いがフラフラ歩いていた。
この人大丈夫かなーと見つめていると、酔っ払いの前から、足輪をつけていないシナモン文鳥がパタパタ飛んできた。

「お~、迎えに来てくれたのか~」

酔っ払いは文鳥を抱き抱え、また歩き始めた。

(迎えに来る文鳥?文鳥ってそんな事できるんだ・・・・・・)

そんなふうに思っていると。

「本当にお前は賢いな~。黒毛も可愛いし・・・・・・茶色? 誰だ、おまえ!?」

缶コーヒー吹いた。

その後、

「まあ、いいか。今日からお前はウチの子だ!」

と言って、酔っ払いは嬉しそうに去っていった。
くそ! 幸せにな!

―完―
※迷子の文鳥を見つけたら、保護して警察に届け出ましょう。
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安全対策【船】

鳥を乗せた船に火災が発生した。
船長は、鳥をスムーズに海へ逃がすために、
鳥達に声をかけた。

文鳥には「つがいが海にいますよ」
鳩には「海に豆が浮かんでいますよ」
十姉妹には「みんなもう外に出ましたよ」
ウミネコには「おいしそうな魚が泳いでますよ」
ヒヨドリには「海に縄張りを荒らす敵がいますよ」
セイキセイインコには「海に面白いものがありますよ」
コザクラインコには「つがいが海で浮気していましたよ」

船員「船長!まだカラスが残っていますが!」
船長「ほっておけ。」
船員「なぜですか!」
船長「生き残られると迷惑だ。頭がいいから死ぬまで恨まれる」

―完―
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